今週のお題は「好きな漫画」ということで今回は、
鞄図書館という漫画を取り上げたいと思う。
こちらは一巻なのだが、第一に表紙のデザインがすこすこ。そして「鞄図書館?」という謎めいた題名がまたイイんです。これだけで買う価値のある作品だと思う!
内容紹介
あらゆる書物を所蔵するという、幻の〈鞄図書館〉。貸出期間は一年。使い込まれた風合いの小さな姿のその中に、無限の世界を秘めた喋る鞄と、トレンチコートに身を包み、寡黙に仕事に打ち込む司書。そんな二人でつくる〈鞄図書館〉が世界を巡り、出会った人たちと繰り広げる温かな交流。『金魚屋古書店』の芳崎せいむが全ての本好きに贈る、ハートウォーミング・コミック登場!
軽く説明
まず鞄はしゃべります(当たり前だよなぁ!?)。この鞄の中には無限の本の世界が広がっていて、このかばんちゃんと司書とがうだうだ喋りながら、世界中を旅していて、この旅の途中で様々な人間との物語がはじまるのだがその物語がまた深い話で、人を揺さぶる多彩な感情表現であったり、出会う人々の裏の事情とかが非常に繊細で美しく描かれて面白い!さらに図書館と名があるだけに非常に多くの作品をモチーフにしていたり、紹介されてるのもまた乙なもんで、雰囲気がメッチャいい。そしてゲーテの格言をかばんちゃんが毎回話してくるのがウザく感じるけれど、心にすーと響くあの感じがめっちゃ好き。こんな感じで短編集的に群青劇SFとして繰り広げられていく。
漫画としてのおもしろい表現もがあったり、本好きにはたまらない場面が多いのでぜひ読んでみてほしい!!!!読書の秋にぜひ!!!