これ書いた人どんな人なんやろう 人生で1番好きな文や pic.twitter.com/kzNuhvabBz
— 緒方ヤデ (@My_Tintin_isBad) 2020年2月16日
このツイート内の文章すきすき!
ちなみに文章を書いた人はこの方らしい。
👇このお方
👻描いた漫画たち🎠
— 鯨庭👻🎠トーチweb更新 (@KUJIRABA) 2020年2月14日
▪︎事故でお父さんを亡くして女の子の話https://t.co/rhA0rMgfY4
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▪︎雪ウサギを作った美大生の話https://t.co/o4RNpPBrq3
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メチャクチャ共感しました。私が高校生の時をリフレインさせてくれました。ありがとうございます!
せっかくなので私の話でも聞いてください。
自分語り失礼
私は水泳部に所属していて、特に背泳ぎが好きだった。私にとって自由になれるのが背泳ぎだ。プールから空を見上げるといつも太陽が照っていて、無限のような空を見るのが好きだった。にわか雨が降ってくると顔全体に雨の流れを感じ、水中からかすかに聞こえてくる雨音と雨の匂いが好きだった。
けれど学校の水泳の授業は個人の勝手で自由に泳ぐことができないので、あまり好きではなかった。特に準備体操を全員一緒になってしたり、冷たいシャワーにみんなで浴びるのが嫌だった(浴びないのはやめてほしいが)。まぁ泳ぐことができるだけで嬉しかったし、プールで泳ぐことは夏場の学生の特権を持っている感じは好きだったのだがw
で、授業だから25メートルを何回か往復したり、潜水で遊んだり、水中でごじゃごじゃした。みんな割としんどそうになっていた。そしてちょっと顔上げると生理という理由があるので、プールサイドから楽しそうに見下げる人たちの姿が見えた。泳ぐことはこんなに楽しいのに。。
そして時間が経ち、
もっと泳ぎたいって時に限って、いつも特権の時間は過ぎ去ってしまうのだ。
みんなせっせと上がり、次の授業があるから急いで着替え、とっても気持ちよく靴下を履き、靴をはいて階段を上っていく。みんな時間がないから、濡れた髪を階段を登りながらタオルで乾かしていく。そして、いつもの上履きに履き替える憂鬱さを忘れたかのように気持ちよく上履きを履き変え、自分の教室へと向かう。
しかしここでいつも問題が発生する。途中に職員室があり、さっさと抜け出したいわけだが、いつも担任と目が合ってしまうのだ。
担任「水泳気持ちよかったか?」
私「はい…///」
なぜか正直になってしまう、泳いだ後の高揚感が憎い!!!恥ずかしさをこらえられない…w
で、教室に入り、窓際の前から二番目の席に座るとすぐさまチャイムが鳴り響く。先生もなぜだか来るのが早い。教卓で準備をしているようだ(そんな準備が必要な科目か?)。プールの後は私の学校では「現代社会の先生」だった。いつも酒を飲んできたのかと不思議に感じるくらい顔が赤く、滑舌の悪さが特徴的なおじいさんだ。
先生の気合とは裏腹に、プール後だから私以外の人間はすでにだいたい眠くなっていて疲れているようだった。私は特に眠くなかったけど酸素濃度が気になるし、暑いので窓を開けた。
この瞬間はホントに気持ちいい瞬間だった。何とも言い難い感動があの瞬間にあった。
外の運動場の土の匂い、もうすぐ昼の食堂の匂い、教室内の塩素の匂い、「パラパラ、ガタッ!」となる教科書やノートや机の音、先生の声、隣の教室の声、新幹線や電車の音
これらが一気に溢れた。
この風を感じながら、自分の少し濡れた髪をタオルで乾かし、タオルから感じる塩素の香りも好きだった。
この後もこれらの感動を想起させながら、誰かのシャーペンやノートを落とす音や、風でノートがなびく音が聞こえた。それでもなぜか、滑舌の悪い先生の声を判別して授業が楽しかったことを今でも覚えている。ときどき今の社会情勢を持ち出してくるのが好きだった。自分が先生を独占しているかのような感覚も好きだった。
今では大学生となってしまいあの頃の感動はもう手に入らないと思うと、少し悲しい気分になります。けれどなんというかあの頃は幸せだったなと今は感じます(当時はホントに学生時代が嫌いでした)。何か結論があるわけではないですが、プール後の教室で窓を開けて風を感じ、教室の人間模様を感じるあの瞬間がたまんなく好きでした。あの瞬間の感動を思い出させていただきありがとうございます!!!